■ 新人 志立です。 「シタテ」と読みます
雨の多かった夏も終わり、もう9月です。入社からすでに5ヶ月も経ったのかと驚いています!
3回目となる現場リポートは私、CV運用部の志立(シタテ)がお伝えします!
私が所属するCV運用部は、日本テレビのCVセンターの業務を行っており、日本テレビの地上波およびBS・CS放送の報道番組や情報番組、またスポーツ番組などの編集・収録・送出業務を行っています。
「news every.」や「NEWS ZERO」、「oha!4 NEWS LIVE」、「深層NEWS」、「真相報道バンキシャ!」、「Going! Sports&News」、「日テレNEWS24」などのニュースコーナーで流れる映像を思い出していただければわかりやすいと思います。
私は6月に編集担当としてCVセンターに配属されましたが、近頃では収録の研修も行っています。今回は放送の流れに沿って、CVセンターのこれら3つの業務をリポートします!
■収録業務 「録画逃し厳禁!」
CVセンターでは、国内だけでなく海外から送られてくる報道や情報系・スポーツ素材などを、スタッフが交代で365日24時間、収録作業を行っています。
収録で気をつけることは大きく分けて3つです。
① いつ、どの回線で、何を収録するかを事前に把握
② 収録しながら映像に乱れはないか、音声が途切れていないか等の確認
③ 収録した素材の管理
です。
収録ミスがあると二度と同じ映像を見ることができない! この世からその映像が消えてしまう可能性もあります!! 各スタッフの連携が取れていないと、そんなミスに直結しかねないので、ここでは各スタッフとのコミュニケーションが命!
そのため現場では、業務のやりとりや電話が常に飛び交っています。聞き逃さないよう耳をすませながらも目前の収録を行う・・・これが予想以上に難しい!
耳も作業も慣れていない私は、必死で食らいついている毎日です。最近やっとひとりで収録を任せてもらえるようになりました! 収録伝票に「担当:志立」と記入できる喜びと責任を感じています。
news every.OA中の収録エリア |
■編集業務 「日々編集機と戦っています!」
続いて編集業務です。
収録担当がサーバに取り込んだ素材を、収録同様24時間体制で編集を行っています。
私たちが行う編集は報道・情報番組に関するものがメインであり、必然的に事件・事故を取り扱うことが多くなります。その編集ひとつで視聴者のみなさんや社会に影響を与えてしまう可能性もあります。またスポーツ番組では、感動の瞬間をリアルで臨場感のある映像で伝えるなど、編集作業はとても奥が深いと思います。編集では現場で撮影された貴重な素材を取捨選択する必要があるので、素材をしっかりと吟味して映像を繋がなくてはいけません。
しかし、その素材が放送の直前に届くことも少なくありません...。そんな時はスタッフで手分けして作業を行うなど、チームワークで放送に間に合うよう編集しています。
私は現在、編集のサポート業務を行なっていますが、早く一人前になってOAデビューできるように、日々編集機と戦っています!
OA中の編集エリア |
■送出業務 「放送直結、砦です!」
編集作業の後は、送出担当の出番です!
番組を指揮している制作スタッフと連絡を取りながら、編集済みの映像・音声をサブコン(副調整室)へ送っています。
放送事故を防ぐために、送出前には必ず映像・音声の最終チェックをします。
放送に直結する送出は、大変重要な業務なのです。
地上波の送出エリア | NNN24の送出エリア |
■ 最後に...
私は元々カメラマン希望で入社したので報道編集に配属となった時は、正直不安でした。また、自分に編集ができるのか?と編集の勉強をしていなかった自分としては、それも不安でした。
しかし、カメラマンが撮影してきた映像を収録し、ニュースの意図が伝わるように編集し、そして放送事故がないよう送出する・・・この一連の流れが一度に味わえるこの部署の奥深さや面白さは、きっとここでしか経験出来ません!将来カメラマンとしてだけでなく、報道・放送に携わることにおいて重要なことが多く学び、生かせる現場と感じています!!
毎日緊張の連続で、現場の張り詰めた空気に圧倒されていますが、今はこの空気感が私のやる気を引き立ててくれます。この気持ちを切らさずに今後も精一杯頑張っていきます!
筆者 |
Freshman's Report2017 Vol.2 | Freshman's Report2017 Vol.4 |