REPORT 現場リポート
スタジオ番組編集の悩みもこれで解決! 自動ワイプ編集アプリ「FALCON」を導入!!
NiTRoでは中京テレビ(CTV)様より「こどもディレクター」(毎週水曜日23:59〜OA)をレギュラーで編集しています.
「こどもディレクター」は一般の人がディレクターとなり、誰かにずっと聞けなかったこと、伝えたいこと、謝りたいことなど、「聞けずじまい」を取材する番組です。その聞けずじまいの物語を番組のスタジオで出演者が見守っています。
このような番組ではワイプと言われる手法で、スタジオにいる出演者のリアクションを挿入する画面構成をして編集しています。
このワイプに編集マンはいつも悩まされています。
それは“とにかく時間がかかる作業”ということです。
なぜ時間がかかるかというと、ワイプの枠が小さいため、出演者が動くと顔が見えなくなってしまうことが理由にあるためです。
出演者が動いたため、ワイプからはみ出してしまっている状態
このように、出演者の顔が見えなくなってしまった場合は、顔が画面からはみ出さないように手動で画面を動かして調整しています。
これが時間のかかる作業で、場合によっては別の編集マンにワイプ作業だけをお願いすることもありま す。
この時間のかかる悩みを解決してくれるのが、自動ワイプ編集アプリ「FALCON」です。
「FALCON」は中京テレビ様と㈱ユニゾンシステムズ(福岡市)が共同開発したアプリで、NiTRoでは今年9月から本格導入しています。
「FALCON」に素材を読み込むと自動で人物の顔が真ん中に来るように調整してくれます。
操作は簡単!素材をセットしたら、後は自動で調整されるのを待つだけです。
このソフトでワイプの調整を自動でしている間に、編集マンは映像加工やテロップを入れる作業を進めることができ、効率的に作業をすることが出来ます。
また、作業時間短縮にも繋がっていて、「こどもディレクター」(30分番組)のワイプ調整作業の場合、手動では 2.5 時間程度かかったものが「FALCON」を使うと 45 分程度に短縮できました。1時間や2時間といった放送時間の長い番組ですと、さらに作業時間の短縮に繋がります。
また、カメラのズームインのサイズによって、スタジオにいる人物の顔の大きさが違うということもよくあります。この場合には今までは手動で顔の大きさも調整していて、さらに時間がかかっていましたが、「FALCON」では顔の大きさも自動で同じサイズに調整してくれてとても便利です。
NiTRoでは自動ワイプ編集アプリ「FALCON」を導入しています。
スタジオ番組編集の時間時短をお考えの皆様、是非NiTRoにお声がけください。