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アナウンサー研修? 実は、NiTRoのカメラ研修です

2018.06.07 制作技術

5月中旬、NNN系列局の新人アナウンサー30名による「リポート研修」が開催されました。本来は新人アナウンサーのための研修なのですが、NiTRoの若手にとっても大変貴重な撮影研修の場です。
今年は報道の現場で働く私が初めて参加しました。

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内容は「新橋駅前で中継を想定した90秒のリポートを撮る」というもの。
アナウンサー自身がネタを探し、リポートを考えます。
私も「ここからだと汽車が入って、SL広場っぽいな」など、自分なりにイメージしながら準備をしていきます。

研修はどんなに上手くいかなくても、やり直しはできない本番さながらの一発勝負。一人ひとりと細かい打ち合わせができるほんの短い時間の中で、相手の伝えたいことを考えて咀嚼し、撮影場所を決めていきます。感心したのは、全国各地から集まった新人アナウンサーの方たち。地方ネタしっかりと絡めたり、笑いや勉強になる情報を入れたりと、面白いリポートを考えてくれました。
それを活かすも殺すも自分次第と、必死にカメラワークを提案していきます。

「新橋駅前の○○さーん!」リポートが始まると、イメージとはかけ離れた落ち着きのないカメラワークに終始してしまい、ズームもフォーカスも全てが上手くいかず散々な結果に...。

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その後もなかなか思い通りにいかず、終わってみれば予定時間を大幅に過ぎていました。
改めて、現場でカメラワークを即決していく先輩カメラマンの凄さを痛感しました。

終わってからの先輩方と反省会では、「このサイズでは伝わらない」「せっかくのリアクションが」「技術が足りていない」などなど、愛のある叱咤激励をいただきました。

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  筆者


後日、先輩アナウンサーによる講評会で、
カメラマンが映した映像 全てに意味がある!」 と。
その言葉を聞いて自分は不甲斐なく、ただただ下を向くばかりでした。映像でアナウンサーや記者の方を助けられる時、コメントで映像が助けられる時・・・共に助け合いながら素晴らしい映像が撮れるカメラマンになりたいです。
新人アナウンサーに向けられた言葉であると共に、我々技術スタッフにもズシッとくる重い言葉でした。
 
今回研修をした新人アナウンサーと現場で一緒に仕事ができるように、一人前のカメラマンを目指して頑張っていきます。