2017年4月に入社したと思えば、月日は早いものでもうすぐ1年が経とうとしています。そして、半年間に及ぶ「2017年度新入社員リポート」も最終回です!
恐縮ながらトリを務めさせていただく制作技術部VEの柳原と申します。今回のリポートは技術的な話よりも、私自身が就職活動時に思っていたことや入社してから感じたことを中心にお伝えしていこうと思います。
■ 入社時の志望はカメラマン。配属はVE。
私は学生時代、番組制作でカメラを担当していたこともあって、入社時の志望職種はカメラマンでした。しかし、蓋を開けてみると配属はVE。正直「VEってなにをするの!?」という印象で、少し不安がありました。それでも配属されたからには頑張ろうと決意し約半年が経ちました。いま思うことは「知識が増えるごとに仕事の幅が広がって楽しくなるし、意外と自分に合っているかも!」というものでした。最近は1人での仕事も少しずつ任されるようになり、日々責任感と楽しさを感じています。
過去 | 現在 |
最終面接の時に、ある某面接官に「君はVEだね」と言われた時はビックリしましたが、適性を見抜かれていたのかと思うと恐ろしいですね(笑)
私のように最初から志望を決めつけるのではなく、就職活動中のみなさんにはぜひ広い視野を持って色々なことに挑戦して自分に合う道を選んで頂きたいなと思っています。
■ NiTRo cubeでの仕事
ところでみなさん、NiTRo cubeというスタジオはご存知ですか?
NiTRo cubeは麹町日本テレビの中にあるNiTRo所有の「収録スタジオ」で、昔は日本テレビ報道スタジオとして使用されていました。現在は日本テレビにとどまらず、民放他局・BS・インターネット配信番組からの仕事も数多く頂いています。このスタジオで私が主に担当しているのがVEの仕事の一つである「VTR収録業務」です。単に収録だけをすればいいというものではなく、番組ごとに収録形態が違うので機材を増設したり、収録設定を確認したり、音声レベルを調整するなどの準備をします。そして、本番中は映像・音声に問題がないかを常に監視しています。どの番組にも演者・制作・技術・美術・照明など数多くの方が携わっており、収録ミスをすればみなさんの努力も水の泡なので責任は重大です。これまでに何回もVTRは担当しましたが、毎回ちゃんと収録できているか心配で、収録前には何回も何回もチェックしています。
カメラチェックの様子 | セット後のサブコン |
そんな心配性な私も、毎日このスタジオで業務するわけではなく回数は限られています。その中で少しでも成長するために、先輩より早めに出社して機材をセットするなどして、スタジオのシステムや機材の勉強をしています。そして最近、その努力が少し認められたのか、VTR業務ではなくVE業務であるカメラ調整を勉強させていただくことになりました。
VE業務については同期の工藤が詳しく説明しているのでこちらをご覧ください。
カメラ調整を勉強中 |
現場はやることがたくさんあって忙しいのですが、これからもっと練習して色々な先輩の技を見て聞いて盗んで自分のものにしていこうと考えています。
NiTRo cubeでの仕事もそうですが、これまでの仕事を通して「コミュニケーションを取ることの大切さ」を痛感しています。仕事柄たくさんの方々と出会うので、仕事を円滑に進めるためにも必要不可欠なことです。そして、今後の目標は「色んなことに挑戦する」ことです。配属されてから様々なことに挑戦させていただきましたが、まだまだ携われていないものがたくさんあります。これからも中継・スタジオ・ロケなど色々な分野に挑戦して、さらには海外で開かれる放送機器展「NAB SHOW」などにも参加して自分の視野を広げていけたらなと考えています。
正直、学生の頃に考えていた将来像は何だったのだろうと思うくらい、この一年で将来像はがらりと変わりました。
■ まとめ
2017年度新入社員によるリポートはいかがでしたでしょうか?
私たち新入社員が担当している仕事内容や感じたことなどを知っていただくことで、少しでも就職活動されているみなさんの役に立てたのであれば、新入社員一同嬉しく思います。そして、NiTRoを志望していただけたら尚一層嬉しいです!
13名の同期とは入社2か月でそれぞれの部署へ配属されたため、頻繁に会うことは少なくなりましたが、番組のエンドロールに名前が載っていたり、久々に会ったりすると嬉しさや安心感があり、やっぱり同期はいいなと感じます。
今後、同期と一緒に仕事をする日が楽しみです!
これからも一同をよろしくお願いします! お読みいただきありがとうございました!
同期13名 (筆者は前列左端) |
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