2017年度NiTRo新入社員13名は、入社後グループ各社や番組制作の現場にて2ヶ月間の研修を受け、6月より各部署へ配属になりました。今回は制作技術部音声に配属になりました、中越が現場をリポートします。
■ 皆さん!こんにちは!中越と申します!
私は制作技術部の音声に配属され、麹町で勤務しています。
とは言っても、普段は現場に出ていることが多く、スポーツニュース取材や様々な中継現場で音声業務をしています。
その中でも今はサッカー、ラグビー、野球などのスポーツ中継業務の現場で、マイクのセットや、制作・技術スタッフが連絡を取るための「連絡線機器」を準備しています。しかし私はまだまだ知識も経験も少なく未熟なため、本番中はカメラ・音声ケーブルをさばく毎日が続いています。
■ サッカー中継現場
サッカー会場はご存知のようにとても広く、状況によっては中継車からグラウンドや放送席まで100m以上の音声ケーブルやカメラケーブルを何本も引いたり、フィールドに数十個のマイクをセットする必要があります。
それらのマイクは実況・解説者用やゴール裏やコーナー、フィールドのセンターに設置してキック音や観客の歓声の集音用など、様々な役割があります。そのため、それぞれの役割や特性に合ったマイクを選んでセットし、音声中継車などでミキシングされて放送されます。実際に現場に出ると、視聴者としてテレビを見ているだけでは全くわからなかった部分がたくさんありますが、今は番組制作技術の大変な部分が分かってきたと同時に、「面白さ」も分かってきたところです。
音声担当者が本番前に行う作業の一つに、本社に送る映像と音にずれがないかチェックする「リップシンク」チェックがあります。これは映像と音声のシステムを組んだ際に画と音がずれてしまうことがあるためで、カメラに向かって「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」と喋った時の唇の動きと音声のずれをチェックする方法や、カメラの前で柏手を打ち、手と手が当たる瞬間とその時の音をチェックする方法などがあります。
また、生放送では突然のトラブルにも対応しなければなりません。先輩方は急なトラブルにも色々な手段で迅速に対応しており、私も学ぶ部分がたくさんあると感じています。
■ さいごに
制作技術部音声に配属になり2か月が経ちました。
今は様々な現場へ出て様々な経験をしていますが、その中でも私がとても重要だと感じていることは「コミュニケーションをとること」です。
現場では技術スタッフだけでなく制作スタッフの方々もたくさんいらっしゃいます。自分自身はまだ「コミュニケーション能力」が足りてないと感じているので、これからはもっと積極的にいろんな人と話し、自分に足りない部分をどんどん吸収してきたいと思います。
まだまだ未熟な私ですが、早く先輩方の素晴らしい部分を吸収して、一人前の音声マンになれるよう、とりあえず今はフロアーの音声の仕事をマスターできるよう頑張り、フロアーが完璧と言われるようになってから、将来はメインミキサーに挑戦したいと考えています!
筆者(右)
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