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「女性カメラマン」として... 1年

2017.06.05 制作技術

私は2015年12月に現場リポートを書かせていただきました。あのときはまだまだカメラ業務研修中でしたが、今では無事に独り立ちし、カメラスタッフとして日々業務に励んでおります。

さて、今回はカメラマン...いや!カメラウーマンとして、私が現場で感じてきた雰囲気などをお伝えしようと思います。
というのも、最近では新卒採用面接の面接員をすることがあるのですが、ここ数年、女性のカメラ志望が飛躍的に多くなったと感じています。私もカメラマンになりたくてNiTRoに就職を決めた1人として、また女性スタッフとして少しでも現場のイメージが伝われば嬉しく思います。

では本題に...
カメラマンとして独り立ち?して1年が過ぎました。時間が経つのは早いものです。
会見・会議の頭撮り・送検・災害・事件・事故などのニュース取材から、噂のスイーツ・複合施設のニューオープン・注目アーティストのインタビューなどバラエティー豊かな取材を日々させてもらっています。
取材では、基本的なカメラ操作はもちろん、カメラやレンズの特性を活かした見せ方、撮り方などを常に研究し、また先輩たちの技を盗んで業務に励んでいます。

また、記者やディレクターの考えていることを撮影するだけではなく、編集で挿入されるイメージ映像、いわゆる「インサート映像」はカメラマンの個性やセンスが現れるものです。私はまだまだ未熟者ですので、たくさん映像を見て、たくさんカメラ担いで日々精進していきたいと思います。

image1.jpgさて、私が所属する日本テレビ報道局映像取材部には女性カメラマンが4人、女性VEは6人在籍。
取材内容によっては「女性スタッフのみでお願いします」といった制作側の意向もありますが、そのような際には私たち報道ウーマンが取材を担当します。たとえば、女性特有の病気の取材などですが、過去には「新機能を取り入れた女子トイレの取材」などもありました。
特に指定のない取材でも、たまたま女性スタッフが集まると現場はもう女子会! 楽しい雰囲気で取材ができます。現場の雰囲気は本当に大事で取材が順調に行くか行かないかも雰囲気次第だったりします。

image2.jpgそして、最近私は「第一級陸上特殊無線技士」(通称一陸特)と呼ばれる免許を取得し、ヘリコプターに乗り空撮取材の研修が始まりました!!
なんと、空撮取材は女性としてはNiTRo初ということで大変光栄に思っております。ヘリコプターでの空撮取材は事件事故現場の状況をいち早くお伝えできる手段として多く活用されており、場合によっては上空からリポートもします。
image3.jpg普段の仕事の中では、私たち女性だからこそ見える景色、感じる事柄を素直にお伝えできればと思って取材しています。
もちろん、誰が見てもわかりやすい映像であることが一番大事ですが、女性ならではの映像にも注目して日本テレビのニュース番組をご覧いただければ大変嬉しく思います。