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カメラマンとして参加した巨人キャンプin宮崎2017

2017.02.24 制作技術

■今年も始まりました、2017年巨人軍キャンプ

昨年アシスタントとして巨人キャンプ取材レポートしました私が、今年はカメラマンとして同じ巨人軍キャンプ取材に参加しましたので、取材現場からのカメラマンリポートをお届けします!

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キャンプ取材とは、プロ野球選手が毎年公式戦の始まる前に行う球団の全体練習や個人練習、自主練習などを撮影する業務であり、巨人軍の春季キャンプに関しては宮崎と沖縄で約一か月行われています。今回私は、2月1日から12日に行われた宮崎キャンプに、日本テレビ取材クルーのカメラマンとして参加しました。

キャンプ取材の流れを簡単に説明すると、まず、現場へ向かう車内でディレクターとその日の取材内容の打ち合わせをします。どの選手に重点を置いた取材をするのか、インタビューは選手に出来るのかなどです。球場に到着したら取材準備後、まずは監督、選手の到着を撮影、その後は午前の練習の撮影。昼食を挟み午後の練習、練習後の選手インタビュー、居残り練習等を撮影します。

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その他にも練習試合やアナウンサーさん、タレントさん絡みのロケ、また休日にはファン向けのイベントがあったりと大忙しです。
現場では基本的にディレクターとカメラマンとカメラアシスタント(音声マン)の3人1組での取材となります。練習場は広く、狙いの取材ネタが複数箇所で同時進行する事もあるため、カメラマン、ディレクターが別々で行動する事も多々あります。その様な時はディレクターから無線機での連絡があり、すぐさま飛んでいかなければならないのです。


■カメラマンとして現場に出て・・

昨年、カメラアシスタントとしてキャンプ取材を経験した私は、取材現場の流れや撮影の仕方をある程度理解していたつもりでしたが、実際にカメラマンとして現場に出て取材をしてみると、思い通りには撮影できず、わからない事だらけでした。カメラポジション決めや撮影の優先順位、突発的なイベントやインタビューの瞬時の対応、アナウンサーさんやタレントさんのロケの仕切り等、どれも先輩方のアドバイスやサポートによってなんとか乗り切れた感じです。

カメラアシスタント時代との大きな違いは、取材現場はカメラマンを中心に動くという事、撮影に関する現場の責任は全てカメラマンである自分が担っているという事です。
そして、昨年までカメラアシスタントであった「カメラマンをサポートする」という考えを捨て、撮影対象に対してプロカメラマンとして入り込むという事、これがとても大事だと実感しました。

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■編集も勉強の時間!

一日の取材後は、宿泊先のホテルに設営した編集部屋で、撮影した素材を編集してIP回線を利用して日本テレビ本社に伝送します。ディレクターと編集マンが「ああだ!こうだ!」と試行錯誤しながら編集している後ろで、どのような映像が必要だったのか、どう撮れば編集しやすかったのかなどを考えながら、反省も含め翌日の取材に向けて勉強していました。
自分が撮影した素材の編集をその日のうちに見ることができるので、「この時、どんな状況で、どんな気持ちで撮ったのか」など細かいところまで復習しながら考えられて、有効的に勉強ができました。
また毎日編集に立ち会う事で、ディレクターと編集マンから、「この場面はこういう映像があったほうが分かりやすい」「こういう感じで撮ってほしかった」等のアドバイス頂き、自分のスキルアップへと繋げる事ができました。毎日、改善点をノートにメモをとっていましたが、ノートがぎっしりと黒字で埋まって日々反省です。

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辛い事、悔しい事も多々ありますが、1日の終わりは反省会も含め宴会で締めくくります。これもチームワークを深める大事なコミュニケーションの1つです。

今回、長期のキャンプ取材出張を終えて、スポーツカメラマンとしての撮り方や考え方を学べた内容の濃い貴重な経験をする事ができました。
今後もこの経験を生かし、幅広いジャンルで活躍できるカメラマンを目指したいです!

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筆者