明けましておめでとうございます。新入社員リポートも後半にさしかかっております、6回目は報道のカメラマンを志望している古森が担当します。
2016年も終わり、新しい1年がスタートしました。時間が過ぎるのは本当に早いと感じています。
「日テレNEWS24」は年末年始も休まずニュースを発信し続けています!
通常、日テレNEWS24の深夜時間帯生放送は、午前1時スタートと決まっていますが、2017年1月1日は年替わりの午前0時から生放送が始まりました。
今回のリポートでは、日テレNEWS24の「ブレイキングニュース」について取り上げます。
日々、様々なニュースがあり最近では事件や災害などが多く感じます。
日テレNEWS24では、いち早く視聴者に伝えるために、通常ニュースを中断して「ブレイキングニュース」を行います。
■「ブレイキングニュース」とは
日テレNEWS24では、朝・夕方・夜・深夜の生放送に加え、新しいニュースが入り次第、収録をして常に新しい情報を放送しています。しかし収録をする間もない緊急を要する場合は、放送中のニュースを中断して、生放送で状況をお伝えしています。これを「ブレイキングニュース」と呼んでいます。
大きな事件・事故・災害・火災など人命が関わるニュースのほかにも、「広島カープがセ・リーグ優勝!」や「安倍首相がプーチン大統領と会談!」などのニュースも、伝送されてくる中継映像に生乗りします。
また、「菅官房長官の会見」は平日のみ、朝と夕方1日2回、必ず「ブレイキングニュース」として、中継映像に生乗りをしています。
■「ブレイキングニュース」時の私たちの仕事
私たちの仕事の一つ、マスター監視業務の場合は、ブレイキングニュースの有無やブレイキングタイトル挿入部分をよく確認し、ディレクターのカウントをよく聞いて、「SKYサブ」をテイクします。
「今、流れているニュースに割り込んでテイクする」という状況は、1秒でも間違えれば放送事故で、手に汗を握る瞬間です。
■2016年11月22日 5時59分
福島県沖で震度5弱の地震が発生しました。地上波で放送されている「Oha!4 NEWS LIVE」の放送が終わった直後の地震だったため、日テレNEWS24でも「ブレイキングニュース」を挿入しました。
私はこの日、夜勤でカメラ業務を担当していましたが、地震直後は報道フロアに速報アラームが鳴り響いたあと、モニターに緊急地震速報がスーパーされ、報道フロア中がバタつき始めました。間もなく報道フロアも揺れ初めましたが、揺れている中での生放送の準備は、焦ってしまい...
ピントもカメラサイズも思うように調整できず。いつもならNGとなる状態で放送がスタートしました。それくらい緊急を要する出来事だったのです。私はしばらく足の震えが止まりませんでした。
その後も情報を更新し続け、「ブレイキングニュース」は続きました。津波警報・注意報も発令され、休憩も満足に取れず緊張感が走りっぱなしの1日となりました。視聴者の方々の命を守るため、正確な情報を伝えるのには技術・制作・キャスターすべての垣根を超えて協力することが必要不可欠なのだと、その時私は実感しました。
■最後に
現在行われている報道スタジオの更新工事のため、「日テレNEWS24」のサブコンがSKYサブに移動をしてから間もなく半年が経とうとしています。
報道に配属が決まってからも様々な事件事故や災害が起こり、嬉しいニュースも悲しいニュースも目の当たりにしてきました。
その現場にはいないものの、「取材されてきたニュースを伝える最終地点」として、日テレNEWS24のスタジオ、サブに入り、責任をもって放送に関わっていくことに、やりがいを感じています。
報道志望の私にとって、今回取り上げた「ブレイキングニュース」は特に、「報道の最前線」にいる気がして、毎回ドキドキが止まりません!
報道スタジオ更新工事も完了が近づき、残り数か月でSKYスタジオ、サブの運用も終了となります。
これからも気を抜かず、協調性を大事にして頑張っていきたいと思います。
筆者 |
2016年度新入社員リポート その5 | 2016年度新入社員リポート その7 |