2016年1月公開予定の劇場用映画「人生の約束」の撮影では、
富山県射水市を中心にロケを行いました。
3月20日に富山でクランクインし、
東京ロケを間に挟んで5月11日にクランクアップ。
普段は生田スタジオでドラマのカメラを担当している私は
今回この作品にフォーカスプラー(フォーカスマン)として参加しました。
撮影に使用したカメラは、
SONYのPMW- F55とα7sというミラーレスデジタル一眼レフカメラで、
シーンによって両者を使い分けました。
実景撮影には主にF55を使用する一方、
今回の作品では曳山祭りを中心としたナイトシーンも多かったため、
超高感度と機動性に優れたα7sを使用。
その動画機能を使って撮影するという新しい試みでした。
α7sのレンズはマウント変換を使用し、Canon CN7×17とCN-E30-300mm、
PLズームレンズを使用しました。
(収録機はSONY SR-R1、フォーマットは、MPEG-4 SStP )
このカメラでの撮影はNiTRoとしては初めてとなりましたので、
いつにも増して技術的なテストを重ね、
今回の作品に最適でかつ効率的な撮影システムづくりに
チーム一丸となって取り組みました。
その甲斐あって、撮影期間中は大きな技術トラブルもなく、
本作品を撮り終えることが出来ました。
映画は射水市新湊で江戸時代から行われている曳山祭りを軸にしたストーリー。
地元の方々の多大なご協力もあり、1000人に迫るエキストラを動員して
祭りの迫力をそのまま映像に切り取ることが出来ました。
その祭りの撮影ではカメラを3台投入しての撮影。
また、最新機材である3軸ジンバル、MOVI-5も使用して撮影を行いました。
今回の技術チームはNiTRoのスタッフが大部分を担当し、
ポスプロ工程のオフライン編集も新しくオープンした
渋谷編集所(NiTRo SHIBUYA)にて行いました。
私にとって初めての経験であり、憧れでもあった劇場用映画の撮影。
「人生の約束」、
見応えのある良い映画になったと思いますので、
皆様ぜひ劇場に足をお運びください。
大きなスクリーンで観て、きちんとピントが合っているか少々不安ですが・・・笑
筆者