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初めての海外出張がモロッコ!

2015.01.27 制作技術

入社2年目の初めての海外出張。
それがアフリカのモロッコ。
カメラアシスタントが見たCWC取材の体験レポートです。

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今年で10年目を迎える、
サッカークラブチームの頂点を決める大会、
CWC(クラブワールドカップ)が、
アフリカのモロッコで開催されました。

出場チームには、
スーパースター C・ロナウドがいるヨーロッパ王者レアル・マドリードや
唯一の日本人出場者として岩田選手(DF)が所属する
オセアニア王者オークランドシティなどなど、
サッカーファン注目の大会です。

今回、NiTRoから
中継班、そして私が担当したスポーツニュース班合わせて
13人の技術スタッフが海を渡りました。

私は、大会が始まる前からモロッコに入り、
元日本代表監督トルシエさん宅でのインタビューなど
練習の取材以外にも仕事はたくさんありました。

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海外での仕事は、
現地でどんどん新しい情報が入ってきます。
急に入ったネタをディレクターとともに
臨機応変に対応し取材に出かけます。

レアルの選手がショップに来るとの情報が入り、急遽取材。
大勢の人混みの中で押しつぶされないよう
必死でカメラマンを守るなんてことも。

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また海外メディアとのコミュニケーションも大事です。
取材先で会うカメラマンなどは大体同じ顔ぶれなので、
自然と顔見知りになります。
現場でのカメラポジションや
取材ルールを教え合い、協力して取材を行います。

練習の取材で、
私たちは顔写真の資料を見ながら
目当ての選手を探しますが、
彼らはそういうものを持っていません。
そして私たちにフレンドリーに聞いてきます。
こっちは外国人の顔を見分けるだけでも必死なのに。

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今回、XDCAMという
ディスクメディアで収録するカメラを使いました。

RECのオン、オフで1つのクリップができ、
見たいクリップを選択すると、
テープのように早送り、巻き戻しなく
瞬時にプレビューできます。

放送用カメラも
テープ収録からメディア収録へと変わろうとしています。
最新の機材を使い、
言葉や環境の壁を乗り越えながら数々の取材をこなし
そして世界トップクラスの選手のプレーを目の前で見る。
これもまた、この仕事の魅力でもあります。

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モロッコ ラバトでの記録的な大雨により
急なスタジアム変更というアクシデントもありましたが、
無事に放送し終えたCWC。

NiTRoは、
国内だけでなく世界で仕事ができる技術会社です。
私自身、
世界で通用する技術者になるよう日々精進し、
仕事はもちろん語学も頑張っていこうと思います。

20150127113249.jpg 筆者