皆さんは、「CoolJapan」
という言葉をご存知ですか?
簡単に言いますと、
日本政府が、日本の文化や産業を世界に向けて発信し、
日本に観光客を呼び込もうという政策です。
今回は、その政策の一つとして、
地上波テレビジョンを活用した
放送コンテンツの海外展開に関するモデル事業として、
マレーシアのMedia Primaグループの
Metropolitan TV(8TV)および
Primeworks Studios(Primeworks)と、
日本テレビ、住友商事の4社で
日本全国を鉄道旅行するという番組
「Welcome To The Railworld 日本編」を
マレーシアのひとたちと
共同で制作し、
マレーシアで放送するというものです。
その技術をNiTRoが担当しました。
その撮影現場の一部を紹介したいと思います。
どのような番組かというと、
マレーシアのタレントさん(男性)が、
鉄道を使って
北は北海道の知床から
南は沖縄の美ら海まで
40日をかけて
日本全国を旅するという
ロードムービー番組です。
制作スタッフとして
マレーシアからディレクター2人と
作家さんが来日しました。
マレーシアの制作スタッフは、
日本での撮影は初めてとあって、
ネット上での情報と、
現場でのイメージの違いに戸惑ったそうです。
私達も技術として、
マレーシアの番組の作り方が
日本の番組とは多少違うので、初めは戸惑いもありました。
幸い私は英語を話せたので、
日々の現場でのコミュニケーションには特に問題もなく、
映像(サイズ、カメラワークを含め)のことを詰めていく事で
お互いを理解し、作りこんでいく過程は
とてもいい経験になりました。
その過程の中で驚いたのは、
文化や言葉が違っていても、
いい映像に関しての認識は、
共通していたということです。
お互いにテレビ屋さんとしては、
万国共通な認識なのかも知れません。
東京オリンピックの開催が決定して、
このような国際的な撮影現場は増えてくると思っています。
しかし、求められているものは、
世界共通のような気がします。
それは、"いい映像を撮ること!"
NiTRoはこれからも、
撮影技術の更なる向上をめざし、
海外制作スタッフを迎えても
満足してもらえる技術屋を目指していきます。
ちなみに日本ではOAは見られません(涙)
筆者