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新人音声スタッフの奮闘日記-24時間テレビの裏側@武道館-

2014.09.16 制作技術

昨年は視聴者の一人だった新人が、入社1年目で
24時間テレビの武道館のスタッフとして現場を体験。
その奮闘ぶりをご紹介します。

もはや夏の風物詩ともいえる24時間テレビ。
NiTRoにとっても、
夏を締めくくる年に一度の大仕事です。

今回は、音声部門の新人として初めて24時間テレビに関わった私が、
その裏側をリポートします!

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まずはステージ周りから。
数日かけて局内から掻き集めた膨大な量の機材を搬入し、
スタッフ総出でセッティングします。

音声と言えば、
想像される一番の商売道具はマイクだと思いますが、
MCトークだけでなく、
出演者による音楽ライブやパフォーマンスもあるので
準備するマイクの種類も数も、半端ではありません。
全てのマイクをセットしたら、
今度はその一つひとつをチェックしていきます。
やはりマイクは、音声にとって命です。
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そして会場内には、
ステージ周辺にいくつかの音声基地が設置され
そこでワイヤレスマイクの受信状態をモニターしたり、
調整のオペレートをしています。
薄暗く狭いですが、なんだか秘密基地みたいでワクワクしますね。

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ところでこの右上の写真、
オペレーターが持っている
電話のようなもの気になりませんか?

これは武道館内に設置された、
スタッフ同士のやり取りに使う連絡線です。
NiTRoでは連絡線の準備も、音声の仕事です。
特に24時間テレビのような大型生放送番組では、
このようなインフラ整備がとっても重要です。

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下の写真は、
武道館内に仮設されたサブコン(武道館の中で一番大きい基地)の様子です。
武道館内のマイクやVTR等をここでMIXします。
様々な機能を持つ機材を組み合わせて
ひとつのシステムを作り上げるので、
ご覧の通り、膨大な数のケーブルが使われています。
思わず圧倒されますね。

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これらのケーブルは集約され、
武道館内の壁や天井を伝って
外の音声中継車まで繋げられます。
この作業がもう、それはそれは大変でした。
チームプレーが肝心です!

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中継車では、
先ほどのサブコンでMIXされたものに加えて
出演者が到着する北口や
日曜日朝のコーナーを展開する西口での
音などを再度MIXし、
汐留に送っています。

車中は意外に広くて、
とても整備された環境です。
あまりの快適さに、ここに住みたい、
と言う先輩スタッフもいます。

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このような大規模なセッティングを経て、
24時間テレビの放送は成り立っています。
各所の仕事ひとつひとつが
放送のクオリティに直結する、
緊張感のある現場でした。

圧倒されっぱなしの1年目でしたが、
いつかこの大舞台で活躍できるよう、
日々の業務に一所懸命取り組んでいきます!

以上、新人リポートでした。
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