当社には、NiTRo cubeという
コンパクトなスタジオがあります。
このスタジオは、当社が運用しているので、
日本テレビの番組だけに留まらず、
他局の番組のENG収録、クロマキー収録、
プロンプターなどを使ったVPものや、
場合によっては、生放送やバーチャルカメラでの収録など、
制作の様々なニーズに対応する万能スタジオです。
その秘密は、
運用している技術制作部のすぐ真横にあるということ。
通常は、3カメのスイッチング体制で運用していますが、
番組内容によって
カメラやVTRを増設することも、
当日の打ち合わせの後で、
「ちょっと、あったらいいな」という機材も
急遽、対応出来ちゃったりします。
大掛かりなシステムの組まれたスタジオではありませんが、
逆に言うと機材の拡張性が高く、
豊富なスキルを持った人材で、
さまざまな運用が可能という訳です。
そんなNiTRo cubeでは、
なんと本格的な歌番組の収録も行っております。
BS日テレ『歌謡プレミアム』、
毎週月曜日20時~20時54分までの1時間番組なのですが、
歌番組となると、
トーク中心の番組とまた全然違った機材が必要になり、
クレーンカメラを入れたりします。
そして何より、それらの機材を扱い、
歌番組特有のスキルを持ったスタッフが必要となります。
出演者は、名曲の数々を歌いあげる
実力派、大物、いわゆる大御所歌手ばかり。
この番組の特徴なのが、
歌の長さが、
テレビサイズと呼ばれている番組用短縮版ではなく、
基本フルサイズの尺での収録なのです。
そのために、私達も長い緊張感に包まれます。
更に、歌番組収録では、
カメリハ、ランスルーと2回、
歌ってもらって、本番収録するのが通常なのですが、
この番組は、基本、カメリハを一度やっただけで、本番となります。
その一度だけのカメリハで、
歌手の顔や目線の向き、
歌い上げている時の手の高さや角度などの振りを、
見逃さないように注意して、本番に挑みます。
カメラだけでなく、音声、照明も同様です。
カメリハ終わりに、直しの作業に入り、
本番に最高な物が撮れるようします。
制作との共通認識として、
激しいカメラワークを避けて、
若い方からお年寄りの方まで、
見やすくて、気持ちが入って行きやすい画作りを心がけています。
そして何より大切なのは、
歌手の気持ちが、心が、グッと視聴者に染み渡り届くよう、
NiTRoのスタッフが、取り組んでいることです。
そんな、私達の心意気も
歌と一緒に味わってもらえれば
嬉しいですね。
筆者