音楽特番ベストアーティスト2013
3時間半の生放送の中で
総勢32組のアーティストが45曲を歌う、
まさに音楽の祭典です。
昨年11月27日に放送されましたが、
見ていただけましたか?
私もカメラマンとして
何年も携わってきましたが、毎回緊張します。
その緊張が次第に楽しさに変わっていき、
それが自分の中で絶妙なバランスになると、
カメラをやっていて良かったと毎回思います。
その作業工程をご紹介します。
まずは事前の打ち合わせ。
カメラマンとSW(スイッチャー)
そしてディレクターが
一部屋に集まり、丸一日かけて行われます。
カメラマンは、事前にディレクターの割ったカット割りを
個々で整理し、意図を汲み取り
打ち合わせで確認、修正を図ります。
その後、会場に入り機材準備が始まります。
今回はカメラ9台+テクノクレーン2台の合計11台でした。
皆さんは何処にカメラがいるか分かりましたか?
リハーサルの日は、
朝5時からセッティングを開始して、
空いた時間は各々台本整理をしながら
昼過ぎに始まるリハーサルに向けて準備です。
そして、制作・技術がステージ上で顔合わせをしてリハーサル開始です。
顔合わせと言ってもいつものメンバーなので和気あいあいと。
とは言えここからが大変です。
限られた時間の中で、カット割りを元に実際のアーティストの動きを見ながら
1曲ごとに確認、修正を本番日のOA直前まで(ほぼ1日半位)行います。
そんな怒涛の中、
リハーサルも全て終り、台本の整理も完了!
後は生放送を待つだけだ!
と安心しちゃあいけません。
良い意味で生放送は何が起こるか分かりません。
例えば、
出演者が、リハーサル100%同じ動きをしてくれるとは限らないのです。
出演者の中には。本番にピークを持っていく為に、
リハーサルは8割位で行う人がいたり
本番になると、観客の歓声で
リハーサルにはなかった動きをしたり、
「ベストアーティスト最高!」みたいな・・・
確信犯的に歌詞を変えてたりとか。
そんなハプニングを、
いかに撮り逃さずに視聴者に届けられるか。
と言うのもカメラマンやSWの技量だったりします。
時には本番だけ「アドリブ」になる事もあります。
こうなったらNiTRoの腕の見せ所。
チームワークは抜群です。
今回も1アーティストが本番でアドリブになりました。
今回のベストアーティストも、
他に負けない素晴らしい番組として
皆様に届けられたと思っています。
来年も今年以上のクオリティーを届けられる様
NiTRoは日々進化していきます。
筆者