先日行われました 2016年度 日本テレビグループ採用内定者の、グループ合同研修の模様をお伝えします。
今回参加したグループ会社は、日本テレビ放送網、BS日本、日テレ アックスオン、日テレイベンツ、日本テレビアート、日本テレビ音楽、日本テレビワーク24、フォアキャスト・コミニュケーションズ、タツノコプロ、日テレITプロデュース、そして私たち日テレ・テクニカル・リソーシズ(NiTRo)の11社。参加者は総勢71名、NiTRoからは8名が参加しました。
この研修の目的は「日本テレビグループの一員として働く事について学ぶ」であり、入社間近となった内定者に近い将来の自分の仕事について実感してもらうこと、また日本テレビグループの新入社員同期として多くの人と会話し顔を覚えてもらい、グループ同期の仲間を作ってもらおうというのが狙いです。
まずは「コンプライアンス研修」として、機密情報の扱い方、SNS・会話・行動における情報漏えいの危険性についての講義。引き続き行われた「マナー研修」では、社会人としての基礎マナーである、お辞儀や名刺交換、電話応対などの実習をしました。
同期同士で名刺交換・電話対応の実習
そして休憩を挟み、今回の研修の目玉でもある、「真相報道バンキシャ!」の研修です。
まずは、スタジオ見学研修の意図を理解してもらうため、「真相報道バンキシャ!」におけるグループ各社の役割説明や、実際に番組の仕事をしている各社の先輩社員によるパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは内定者から多くの質問が飛び出し、先輩社員も丁寧に答えていました。
パネルディスカッションの様子 内定者から質問攻撃!
いよいよ各班に分かれて「真相報道バンキシャ!」の制作現場の研修です。
実際に番組の編集作業を行っているCVセンターを見学。
CVセンターでは、編集ブースは全てコンピュータをベースとしたノンリニアになっており、撮影した素材や、完成した作品をサーバーに転送し、さらにそのサーバーから送出できるシステムになっています。
CVセンターではNiTRoの編集マンへの、質問が続出!
ノンリニアシステムや編集の話を、熱心にメモをとりながら聞いていました。
テレビ局の心臓部ともいわれるマスターを見学。
ここから番組を送出しています。マスターには何十台ものモニターが並び、みなさまのご家庭に、予定通りに番組を無事にお届けできているか、24時間365日必ず誰かが監視しています。
ここでもまたNiTRoの先輩社員が、テレビ放送のしくみやマスターでの送出・監視業務を説明しました。
そしてここは副調整室。その英語呼びのサブコントロールルームを略して「サブコン」は、本日放送される「真相報道バンキシャ!」スタジオ内のカメラの映像、音声、照明の切り替えや調整を行う、
いわば スタジオの指令室 的なところ。
サブコン内ではスタジオ内のカメラの映像をタイミングよく切り替えるスイッチャ―、出演者の声やVTRの音量・音質をコントロールするミキサー、カメラの色合いや明るさを調整しているビデオエンジニアなどの担当者が働いており、みんながひとつになり「真相報道バンキシャ!」を作り上げています。
時間を管理するタイムキーパーの「本番まで、10(とう)秒前、ここのつ、8、7・・・」のカウントダウンに、サブコン内の緊張が一気に高まります。
そして「真相報道バンキシャ!」のオープニングタイトルが高らかに響き渡ります!
ニュースキャスターがモニターに映し出され、「はい、名前スーパー!(表示して)」のディレクターの指示と共に、スタジオ全体が動き出します。
この日のOAは、天気が大荒れというニュースで、ネットワーク局との生中継があり、ディレクター、タイムキーパー、プロデューサーのやりとりが飛び交う、緊張漂うサブコンでした。(急に大きなニュースが飛び込んできた時は、スタッフがスタジオフロアを走り回り、大きな声で叫びあうこともあります)
参加した内定者たちはその場の緊張感に、ただただ直立不動で見入っていました。
その後は「真相報道バンキシャ!」の、生放送中のスタジオを見学!
テレビで見た通り、黄色をベースとしたセットが組まれたスタジオです。
カメラ台数5台(ハンディーカメラ×2 スタンダードカメラ×2 クレーンカメラ×1)
VTR取材のスタッフ・編集マン・セットを組んでくれる美術さんなど...
100名以上のスタッフの力で「真相報道バンキシャ!」が放送されています。
NiTRo社員も技術スタッフとして、大勢の人が番組づくりに携わっています。
内定者たちは、おそらく初めて見る生放送中のスタジオに最初はかなり緊張して、どこを見て良いのかわからない感じでしたが、時間が経つにつれ、スタジオで仕事をする先輩たちの動きを食い入るように見つめていました。
こうして日本テレビグループならではの「真相報道バンキシャ!」生放送をリアルタイムで見学してもらうことにより、テレビの番組制作について学び、そしてグループ各社がどのように番組に携わっているかを、肌で感じてもらえたことと思います。
今回合同研修に参加した、日本テレビグループ2016年入社の同期たちが協力し合いながら、
そう遠くない将来、自分たちの力でさまざまな番組を作り上げることを楽しみにしています。