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最近話題の360度カメラを試したことはありますか?

2020.08.24 ポスプロ技術
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最近はスマホにレンズを取り付けるだけで360度映像が撮影できる製品が販売されていたり、ドライブレコーダーでも360度映像に対応しているなど、続々と360度対応の製品が増えてきており、私たちの生活においても身近な存在になってきています。

360度カメラは、どの方位も撮影されていて隠れる場所がありません!
つまり、撮影スタッフも見切れてしまうのが悩ましいところです。

現在一番お手軽なところではYouTubeが360度映像に対応しており、360度映像をアップすると上下左右、全ての方位が見られる動画になります。

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そこで今回は360度カメラの映像を編集すると、どのようになるのかやってみました!!
出来上がりはこちら
(3分程度ですので、お付き合いください!!)

 
 
 
 

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いかがでしょうか?

撮影した感想としては、同時に起こっている2つの出来事を両方楽しめるというのが面白いですね。
自分が好きな部分にだけ集中して見ても良いですし、交互に見ても楽しめます!!







ここからは、テロップを入れる立場からのレポートです。
日頃は主にテレビ番組のテロップ入れを行っていることもあり、「360度映像では一体、何処にテロップを入れたら良いのか」という点に悩まされました。
テレビ番組でテロップを入れる際は、初めて見る人に対しても分かりやすい位置に出すこと、さらに画面に重ねた状態で誰もが読みやすい装飾で入れることに注意して作業しています。

ところが360度映像の場合は、初めて見た人がどこに視点を置いているかを考えながら、テロップを入れなければなりません。

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どこにテロップを入れようか考えている時です 360度カメラを回し分かりやすい位置に決めました


通常のテロップ入れと違う360度映像なので、今までの感覚からは想像できない事が数多く起きて、トライ&エラーを繰り返しながら実践してみました。

一部には360度映像ならではの以下のような例も起きました。

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普通のテロップを入れようとした際に
湾曲してしまいました
編集ソフトのエフェクトをうまく使うことによって、
湾曲させず通常の形で表示できます

何事もやってみなければ分かりません。

このようにポスプロの現場でも日進月歩の最新技術を常に研究しています。
これからも技術発信で新しい映像の魅せ方を模索して行きます!!

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  筆者