6月の中旬にNiTRoのCG制作部門では修学旅行の研修活動として上京した、愛知県豊田市立益富中学校の生徒さん6名の訪問を受けました。
数あるCG制作会社からNiTRoを選んでいただけたのは、光栄の至りです。
生徒さんの希望はCG制作現場の見学でしたが、テレビのCG制作は編集業務と密接な関係があるため、編集やMAなどの「ポスプロ」作業全体の流れを説明したほうが、その中でのCG制作の立場やポジションが理解しやすいかと思い、まずは丸進ビルのポスプロ施設を紹介しました。
最初にMAスタジオで"音"の重要性についての話を聞いたあとアナウンスブースの中へ。
アナウンスブースは入口のドアを閉めると外部からの音が完全に遮断されるので、経験した事のない不思議な空間を体感しつつも、マイクを前にアナウンサー気分に浸っていました。
続いて編集室へ移動、編集マンから仕事の醍醐味ややりがいについて話をしました。
そして、CG。
担当者から「この番組のここがCGなんだよ」「CGと実写を合成したらこんな映像になるんだよ」など、実際の番組で使用された映像を見ながらの説明を受けました。生徒さんたちは「CG使用前・使用後」の合成映像や、プロ野球中継などで使われている最新のバーチャル映像に驚いた様子で、映画やゲームで触れるCGとの違いを感じていたようです。
限られた時間でしたが、生徒さんたちはキラキラした目で真剣に話を聞いてくれました。
様々な番組で使用されるCGはテレビにおいては必要不可欠で、重要な役割を果たしているということを、今回の見学で理解していただけたと思います。
なお生徒さんたちは今回の見学にあたり、次のような質問を考えてきていました。
● CGの歴史と発展
● CGを使うメリット・デメリット
● CGを作るのに必要な機材、お金、資格
● CGを使った効果的なPR方法
● CGの技術の種類とその使い道
さらに
● 人にとって引き付けられやすい色使い
● 日本独自の映像技術
● 手がけてきた作品とその工夫 など
本当に、中学生ながらよく考えた質問です。
もちろん、私たちは誠意をもってすべての質問に答えました。
どんな答えだったのか?
それは、生徒さんたちだけが知っています。