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NAB Show 視察報告 その3 「ポスプロ編集マンのNAB視察報告」

2017.06.08 ポスプロ技術

砂漠のように乾燥した土地にあるラスベガスとあって、灼熱の暑さを覚悟していましたが、意外にも過ごしやすく、常に上着を片手に移動していました。
初NAB Showということで興奮気味に会場に入ると、中は熱気に満ち溢れ、英語のシャワーと意味不明な単語群の洗礼を浴び、展示会場の広大な空間の中で呆然となりました。海外の美術館に行くとそのスケールにいつも驚きますが、プライベートの旅行であれば、その中から好きな物だけを見てくればいいのですが、今回は仕事です。脳みそをフル回転して情報を収集するのに必死でした。

image1.jpg私は普段、番組の編集を主に行うポスプロに所属しているため、最新の編集機材に触れようと思っていましたが、新しい機材以上にIT企業が提案するクラウドを使った新サービスを紹介するブースが多く、かなりイメージが違いました。これからは映像の知識だけでなく、ネットワークや圧縮技術に関しての知識も必要な事を痛感しました。
疲れた頭の気分転換になるはずのランチはジャンクフードばかりで、とりあえずお腹を満たすのみ。とりあえず1日目の午後は会場のマップを片手に会場全体を駆け足でまわって注目したいブースを選別しておくことにとどめました。

2日目は、目当てのブースにまっしぐら!そこでは、編集機を遠隔で操作したり、AIを使って映像から自動で字幕を作成したり、未来の事と思っていたことがすでに実現していました。
3日目は、8K機材の説明をマンツーマンで受けたり、VRやドローンなどのブースをまわったり、面白い物を探しました。

宿泊していたホテルの一階には当然カジノがあり、夕飯後は毎晩ルーレットで勝負!なんとか損せずに楽しめました。それ以外にも、ショーを観たり大リーグを観戦したりして、自由時間でアメリカを満喫しました。

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日本にいても機材の最新情報はすぐに入手出来ますが、実際に開発している人の想いや機器にふれることで得られる事はとても大きく、刺激になるツアーでした。
来年、NABに行く人には展示会の事の他に大リーグの格安チケットの取得方法とルーレットの必勝法をお教えします!

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