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今シーズン大きく変わったジャイアンツキャンプ取材

2015.03.09 ポスプロ技術

プロ野球は好きですか?
ジャイアンツは好きですか?
地鶏炭火焼は好きですか?

NiTRoでは毎年、
ジャイアンツがキャンプを行う現地宮崎に出向き、
NEWS ZEROなど、毎日放送されるスポーツニュースの
撮影・編集を行っています。
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キャンプは、毎朝9時半頃から選手のアップが始まります。
当然、その前からディレクター、カメラクルー、編集マン、
ドライバーの総勢8〜10人で現場へ行き、
選手の球場入りの撮影から一日が始まります。

ディレクターは、
夕方の練習終了までに起こりうるニュースの"ネタ"を探しながら
カメラマンに「原監督の顔から大田泰示選手へのパンを撮ってください」
などなど・・・指示を出しながら撮影してゆきます。
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キャンプの行われる宮崎県総合運動公園はとても広大です。
1軍の「サンマリンスタジアム」から
2軍の「ひむかスタジアム」まで歩くと10分。
走れ!走れ!間に合うか!?
そんなことで"ネタ"を撮り損ねては、
ニュースが大変なことになってしまいます。
そこで、ドライバーさんの協力なしで、
重いカメラ機材を持っての移動は無理です!
三週間という長丁場で仲間の結束は最も重要です。

今年のキャンプ取材では、大きな変化がありました。
それは、HDCAMからXDCAMになったことです。

XDCAMは、メディア記録のため
これまでのテープ収録にはない、多彩な機能が充実しています。
その最たるものがクリップフォルダです。
RECボタンのON/OFF動作で1つのクリップが生成されます。
収録されたクリップは一覧表示(下記写真)ができ、
クリップごとに再生することが可能です。

さらに、テープと異なり、
再生チェック後に間違って上書き収録されることがないので、
再生チェック後でもすばやく撮影が再開できます。

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また、ディスクはテープに比べて薄く、
収録時間も長く撮影出来ます(下記写真参照)
今までのHDCAMスモールテープは、
収録時間が22分と40分でしたが、
ディスクになると23GBで約40分、
50GBで約95分収録することが可能です。
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さらに、大きな変化は、取材だけではありません。
昨年までは、 地元のテレビ局の会議室を借用して
編集機材を持ち込み、編集していました。
過去にはフジテレビも仕切り一つで作業をやっていて、
どんなネタなのか気にしつつの編集作業って事もあったそうです。

編集機材も膨大でした。(下写真2014年)
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今年はスタッフ宿泊ホテルの一室に編集部屋を作りました。
昨年と比べるとだいぶスッキリです。(下写真)
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パソコンでの編集になったことで、
容易に球場などに持ち運べるため、
現場での素材取り込み、編集作業が可能になり、
ホテルからインターネット回線で
日本テレビへ素材転送が可能になりました。
その為、編集マンは球場で、
ただ肉巻きおにぎりを食べているってわけにはいきません。
球場内にパソコンとXDCAMドライブを持ち込み、
夜のニュースの"ネタ"になるであろう、撮影済みのXDCAM素材を
パソコンへ取り込み、どういうものが撮れているのか下見をします。
粗い編集"抜き素材編集"をして、夜のニュース編集作業に備えます。

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練習終了後、ホテルに戻り本編集作業に入ります。
カメラ2台で撮影した、6時間分ほどのXDCAM素材を
ディレクターの演出意図を汲み取り編集していきます...。
そして、"ジャイアンツキャンプニュース"が出来たら、
東京の日本テレビへ映像をインターネット回線で転送して

・・・・・終わった!
スタッフの一日の苦労が報われる瞬間です。

取材だけでなく編集・伝送もひとまとめにできる
総合技術会社NiTRoならではの取材システムです。

20150309145518.jpg 20150309145844.jpg 筆者