世界最大の放送機器展「NABSHOW2014」の
視察ツアーの後編です。
いよいよ、NABSHOWの開催地
ラスベガスに到着しました。
この機器展の来場者は、4月7日〜10日の4日間で、
93,000人を越えたそうです
とにかく広い!
1日ではとても回りきれない広さです。
ブースからブースの移動だけでも一苦労です。
さらに説明員は、ほぼ外国の人。
NABの期間中は個人行動なので
英語が喋れない私は初日からテンパってしまいました。
「視察どころではない...このままでは非常にマズイ」
そこで私はどうしたかというと...
現地で知り合った英語を話せる日本の方に
図々しくも一緒に行動してくれないかとお願いしました。
その方は快く了承してくれたので
通訳をしてもらいながら一緒にブースを巡り
充実した視察をすることが出来ました。
NABの目玉はやはり4K&8Kです!
日本は2020年の東京オリンピックに向けて
8K放送を目指しています。
メーカー側も積極的に最新の4K&8K機材を発表していました。
実際に目の前で8Kの映像を観ましたが
フルHDの16倍ということで
圧倒的な迫力と臨場感、そして高解像度の映像美に魅了され
画質が繊細でモニターの目の前まで近づいてもアラが見えません。
さらに映像がとてもリアルで奥行きを感じ立体的に見えて
まるでちょっとした3Dを見ているような錯覚に陥りました。
約10日間、アメリカに滞在し視察をしてきましたが
非常に内容の濃い毎日を送ることができました。
映像を生業にしている私にとって
最先端の放送機材と世界の動向を知ることが出来たのは
刺激的で勉強になりました。
しかし私の中でさらに大切なことは
ツアー参加者と知り合えたことでした。
全国から10社以上の違う会社の人間が集まり
夜の食事の席や移動中に
たくさんの人とお話をして親睦を深めました。
初めは、みんな違う会社で他人同士でしたが
今ではツアーを共に過ごした素晴らしい仲間です。
改めて人と人との繋がりの大切さというものを
ツアーを通して実感することが出来ました。
ブログでは視察の一部分しかお伝え出来ませんでしたが
少しでも技術会社の海外視察の雰囲気が伝わったなら幸いです。
NAB視察ツアー体験記でした!
今、まさにHDから4Kそして8Kヘと時代は
移り変わろうとしています。
すでにNiTRoでも積極的に4K機材を導入し
スポーツやドラマなど様々なジャンルで活躍しています。
今回、NAB のブログを書かせて頂きましたが
NiTRoでは日頃から
機材展やセミナーなどに参加することで
常に最新情報をチェックしています。
技術会社として最新機材と共に、
それを活かせる高い技術力で
クオリティーの高い作品を提供し続けていきます。
筆者