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テレビ中継だけじゃない! ~写真部の箱根駅伝~

2016.01.06 放送技術・写真技術

NiTRoは、毎年箱根駅伝に大勢のテレビ中継スタッフが携わっていますが、
私たち写真部でも日本テレビ宣伝部の要請でスチール撮影をしています。

撮影場所は東京大手町の讀賣新聞本社前の往路スタートと復路ゴール
そして、戸塚中継所で、残念ながら箱根路まで行くことはほとんどありません。
撮影された写真は、翌年の宣伝用が主な目的ですので、
参加した各校の選手全員が写っている写真を撮れるスタート時を狙うためです。

さて、本番当日の往路スタートでは、
スチールカメラ用の撮影場所は特に用意されていませんので、
競技の妨げにならないように沿道から撮影することになります。
駅伝を楽しみに朝早くから並ばれている観戦の皆様の
間に横入りして撮影する訳にもいきませんので、
私共も始発電車で大手町に乗り込み、
観戦の皆様と一緒に沿道に並んでスタートを待つこととなります。
大手町に着くのが早朝6時前後となりますので、
8時のスタートまでは約2時間、
この時間が一番冷え込み寒さを感じます。
防寒を意識するあまり、着込みすぎるとモコモコになり、
アグレッシブな撮影ができなくなってしまいます。
今は、進化した防寒着の恩恵を受け大分楽になりました。

観戦の皆様も防寒対策はお忘れなく!

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また、スタートを待つ間に
並ばれている観戦の皆様と話をさせていただく機会がありますが、
「ご子息が何年か前に出場し、
それから駅伝に興味を抱き毎年応援に来られているという方」や、
「娘さんご夫婦が箱根で宿を予約してくれたのでスタートで応援した後
箱根に向かい、復路は箱根で応援する方」等々、
話を聞いているだけでこちらも暖かい気持ちになってきます。

さあ、そしていよいよスタート!
号砲と共に飛び出していく選手たちを必死にファインダーで捉え、連写!!
ものの2秒ほどで目の前を通り過ぎる色とりどりのゼッケン、そして魂の襷!!!

私たちの1年は、こうして始まります。